龍樹 中村元
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書籍
I ナーガールジュナ(龍樹)の生涯
1. 龍樹菩薩伝
2.  プトンの伝えるナーガールジュナの生涯
3. ターラナータの伝えるナーガールジュナの伝記
4. 結語
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II ナーガールジュナの思想 ―『中論』を中心として―
1. 大乗仏教の思想
2. 空観はニヒリズムか
3. 論争の相手
1論争の相手となった哲学派
主要論敵は説一切有部
2説一切有部の立場
有部における法の概念
「法」とは?
実有の意義
Miyabi.icon説一切有部における法の実有について
実有の類型
「一切」の意義
恒有の意義
第5章 論争の意義
第1節 「有」の主張に対する批判 … p.128
第2節 運動の否定の論理 … p.117
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第6章 縁起
第1節 『中論』の中心思想としての縁起 … p.158
第2節 アビダルマの縁起説 … p.168
第3節 『中論』における縁起の意義 … p.179
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第7章 空の考察
第1節 無我 … p.224
第2節 空と無自性 … p.231
(1)空および無自性の意義
(2)縁起・無自性・空の三概念の関係
第3節 否定の論理の代表としての『八不』 … p.216
第4節 従来の縁起論との関係 … p.197
第5節 相互依存 … p.182
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第8章 否定の論理の実践
第1節 ブッダ … p.285
第2節 ニルヴァーナ … p.285
第3節 空見の排斥 … p.272
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補章:中道と空見
第1節 中道の意義 … p.258
第2節 『三諦偈』の解釈に関連して … p.250
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III ナーガールジュナの著作
1. 『中論』
2. 『大乗についての二十詩句篇』
3. 『十住毘婆沙論』
4. 『大智度論』
5. 『親友への手紙』
6. 著作概観
7. 空見の排斥
8. 否定の論理の実践
• ニルヴァーナ
• ブッダ
• 縁起を見る
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IV ナーガールジュナ以後
1. ナーガールジュナの思想の流れ
2. 比較思想からみたナーガールジュナ
中論に関して
かれの他の著書である『犬智度論』「十住毘婆沙論』などは、それ以前に『中論』の成立を予想しているし、また理論的にもそれらの著書は、『中論』を背景としている。『中論』はナーガールジュナの代表的著作とみなしてさしつかえない